AF-S Nikkor 80-400mm f/4.5-5.6の試写をしてきた。野鳥撮影のときは、ミラーレスならFujinon XF 100-400mmm、ニコンのデジイチ(Df)のときは、サンヨンに1.4倍もしくは1.7倍のテレコン、200−500mmをよく使っている。先日、80-400mmのAF-S型を入手したので、どんなもんか試し撮り。
あいにくの雲天。なのでISOも1600くらいまで上がってしまい、ノイジーな絵になってしまったが、旧型に較べてやはりAFが速い。まず小さな池のあるエリアで、小型の野鳥を発見。まずはジョウビタキの♀。
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ジョウビタキのメス |
比較的長く、おとなしくとまっていてくれる鳥で、けっこう接近してみたが、逃げずにしばらくじっとしていてくれた。暗かったので現像時に少しシャドウをあげて、トリミングしたもの。ノイズも出ているがけっこう精細に撮れていて感心。高倍率ズーム(5倍)にしてはよく写る。
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エナガ |
続いてエナガ。小さくて常にあちこち動き回っている鳥で、枝の間から時折姿を現す。AFで合焦するのがむずかしい。このレンズはピントリングを回せばAF設定のままマニュアルモードで撮影できるので、とても便利。ただ、写真は雲天の逆光気味だったので露出が…。これも望遠端で撮影したものを盛大にトリミング。
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カワセミ(メス) |
ふと池の方をみると、カワセミがちょこんと枝にとまっていた。あまり近づくことのできない鳥だが、5メートル程度離れたところから撮影。静止状態のところは撮影できたが、飛ぶ瞬間は失敗。Dfはお気に入りのカメラだが、こういうときは連射性能の高いカメラが欲しくなる。以前、D500も鳥撮影に使っていたが、(腕のせいなんだと思うが)出て来る絵が好きになれず売却してしまった。売らなきゃよかったと後悔(ちょっと重かったのもある)。若干露出調整をしてトリミングしたもの。
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コゲラ |
後方でコゲラの鳴き声が聞こえた。目を凝らして探す。いつものように樹木の比較的上の方をみたが姿は見えない。鳴き声は聞こえる。なんと目の前の低木にコゲラが木をつついていた。こんなに近くでコゲラを撮影したのは初めてだ。このエリアはとても狭い。野鳥は豊富だと思う。しかも、わりと近くによって撮影できる。人慣れしているのか。他にもメジロもいたのだが、撮り逃した。
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シジュウカラ |
梅林の斜面に2羽のシジュウカラを発見。ここは決定的に暗い。盛大にシャドウをあげてやっとこの程度。木の枝が邪魔でMFで。シジュウカラは目の部分を含む頭部が真っ黒なので、目を捉えるのがむずかしい。どこにでもいる鳥だけれども、なかなかうまく撮影できない。
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ヒヨドリ(破綻) |
大きい方の池に移動する途中で、背の高い木のてっぺん付近にヒヨドリ。どこにでもいる鳥だが、けっこう好きな姿。ファインダーではヒヨドリの姿が確認できないくらい距離があった。ISOも高くなったし、トリミングの際に露出とシャープネスも調整した。よくみると完全に破綻した絵。とはいえ、真っ黒にしか写っていなかったけれども、ちゃんと情報は記録されていた。
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ユリカモメの飛行 |
大きな池でユリカモメの飛行を追った。AFが速いのは本当に助かる。
旧型に較べると重くなったが(それでも200-500mmよりはまし)、よい買い物だったと思う。100mmしか違いはないが、それでも100mmは野鳥撮影ではけっこう大きい。サンヨン+テレコンに較べると、やや絵は劣る感じはあるが、それでも広角端の80mmはけっこう便利。車移動のときは問題ないが、今回のように電車で移動となると、何本もレンズはもっていけない。便利ズームにしては絵もまずまず。これから出番が多くなりそう。ちなみに、これに1.4倍のテレコン着けたらどうなるのか…。
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カワラヒワ(破綻) |
最後に(これも破綻してしまっているが)地下鉄駅へ向かう途中の高い樹木のてっぺん付近で何かが動いているのに気づく。これもファインダー内では鳥であることはわかるが、種類は判別不能。現像の際に限界までトリミングして、シャドウをあげてみたら、カワラヒワだと気づく。
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