fringer EF-FX

AFが効くというレンズマウントアダプターを半信半疑で買ってみた。キャノンEFマウントレンズがフジフィルムのXマウント機に装着できるようになる。一口にEFマウントレンズを装着するといっても、レンズによってはAFがぜんぜん効かなかったり、実用的とは言えない遅さだったり、そういうことは覚悟していた。

もともとこのアダプタを買ったのは、使いたいレンズがあったから。XF100−400mmで野鳥を撮影していたのだが、もう少し距離がほしいと思うことがしばしばあった。けれども、XFシリースでは100-400mmがもっとも焦点距離が長く、それ以上のものは今のところない。SIGMAのキャノン用150-600mmが使えればなあとずっと思っていたところ、このアダプタの発売を知って買ってしまった。

さっそく取り付けて撮影に。ボディは小ぶりのX-T20。グリップをつけてもSIGMAレンズとのバランスの悪さは言うまでもない。四苦八苦しながら撮影してみたが、AFは十分実用レベル。最後にMFで追い込むときにバランスの悪さが多少気になったが、慣れればなんとかなるかもしれない。ちょうど、通りがかった木の枝でオオヨシキリがけたたましく啼いていたので何枚か撮ってみた。それなりに満足できる。このレンズ、望遠端は少し甘いので500mm(換算750mm)での撮影。


SIGMA 100-400mmもほぼ問題なく動作した。両者とも対応レンズリストに出ているので当然か。では対応リストに掲載されていないレンズはどうか。古いEF55-200mm(ISのない型)も問題なく動作、EF75-300mm(II型でISなし)はAFが迷いまくって実用にはならない。EF-S 17-85mmもだめ。これはレリーズすらできない状態。そして、SIGMA 17-50mm 1:2.8もレリーズはできるが、AFが挙動不審。広角で風景を撮ろうとするとAF-Sがまったく効かず、AF-Cでゆっくり合焦する。接写の場合はAF-Sがなんとか効く状態。実用的ではない。安くて2.8通しの便利なレンズなだけにやや残念。

しかし、fringer EF-FXは割と頻繁にファームウェアの更新をしてくれていて、買ったときに1.60だったものが、いつの間にか1.80になり、今日確認したら2.0になっていた。その都度、対応レンズが増えているので、もしやと思って確認すると、17-50mm 1:2.8もリストの掲載されていた。EF-S 17-85mmも対応らしい(まだ試していない)。



XFレンズで高倍率ズームといえば、18-135mmだろうか。写りも悪くないし、手ブレ補正もよく効くが、なにせ大きくて重い(すくなくともそう感じてしまう)。それに望遠端が少し足りないときがある。SIGMAの18-300mmくらいのレンズがあるといいのだが、XFだと大きくて重くなりそうだし、XCで出してくれるといいのだがその気配が今のところない。でも、SIGMAの18-300mm、対応リストにはないけれども、fringer EF-FXで使えます。もしかすると、このアダプターはSIGMAのレンズと相性がいいのかもしれない。



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