Tokina AT-X AF 400 Close Focus
オークションで2万円台。それほど安いわけではなかったが、落として正解。いつも散歩にカメラを携帯し、ついでに撮影するのだが、どちらかというと散歩が主だ。訪れるところにけっこう野鳥がいて、どうせ撮るなら鳥をとろうと。だが、鳥撮となると超望遠が必要で、超望遠は大きくて重い。SIGMAの古い150-500mmを携帯してみたが、何とか手持ちで撮影はできるものの、散歩というよりも筋トレ状態に。 Tokinaのこのレンズは400mm(APS-C機なので換算で600mm)にしては、軽くて短くて散歩ついでの鳥撮にはぴったりだ。しかし、1995年あたりで生産中止になっており、オークションにもそんなにたくさん出ているわけではない。たまたまみつけたので即購入することに。カメラにとりつけるとそれなりに迫力はあるが、それでも楽に肩にかけて歩くことができる。フードを縮めれば旅行のときも、それほど苦にならずに携行できそうだ。 今日は昼間はずっと雨で、雨があがったあともどんよりと暗い曇り空。撮影には最悪のコンディションだが、とりあえず試写をかねた散歩に出た。F5.6と暗いレンズなので、どれだけ撮れるか心配だったし、たいして期待もしていなかったが、使い心地は悪くなかった。AFは速いとはいえないが許容範囲。枝の間にいる鳥を撮るにはAFよりもMFを多様する。ピントリングはスカスカなのだが、合焦はしやすい感じだ。 家を出てアンテナ塔(?)を撮ってみた。思いのほかシャープに写る。目的地にまでの道すがら蠟梅をとってみた。最短が2.5mとけっこう長いのが惜しいところだが、これもわりとシャープに撮れている。道は木立の間を通っていて、かなり暗かったので、PCで少し露出調整したもの。地味な色だが、わりと鮮明に黄色が出ているなあと感じた。天気がよければ。 目的地に到着すると少し雨が降ってきた。休憩所で雨宿りしたあとで、木の上に百舌鳥を発見。距離が相当あったし、空は暗い。どこまで写っているのか。帰宅後、PCで露出調整をして、思いっきりトリミングしてみた。この悪条件にもかかわらず、割りと鮮明に百舌鳥の表情が撮れていた。悪条件での試写。ここまで撮れれば、満足。ニコン用のも探して買ってみようかなと邪な気持ちが…。